東北関東の皆様へ [ANOTHER]
東電の福島第1・第2原発の憂慮すべき事態についてご心配のことと思います。
報道やネットなどを通じて、情報を入手されていることと存じますが、私の分かる範囲でお知らせします。
☆放射線について
現状では、50~1,500マイクロシーベルト程度の放射線(線量)が、福島第1原発の敷地境界で観測されています。
この放射線による人体への影響はありません。また遺伝的影響についても、問題無い数値です。
報道では、マイクロ・ミリなどの単位を取り違えたり、単位自体を言わない場合があります。
以下に単位の説明をしておきます。
1000マイクロシーベルト=1ミリシーベルト
1000ミリシーベルト=1シーベルト
単位がマイクロシーベルトで発表されている内は、放射線による人体の影響は無いと考えてください。
即座に人体に影響がでる単位は、シーベルトなので、マイクロシーベルトはその100万分の1の単位です。
追記
基本的に放射線量は、累積線量で発表されます。
つまり、放射線量が1000マイクロシーベルトという場合は、1時間の累計で1000マイクロシーベルト浴びることになる。
という意味で発表されています。
なので、基本的には、すべて毎時xxxxマイクロシーベルト(xxxxマイクロシーベルト/h)というのが正しいです。
☆放射能について
現状で一番心配されるのが、放射能を帯びた目に見えない物質で被曝(被ばく)することです。
放射能を帯びた物質が、身体に付着してしまうことを外部被曝、体の中に取り込んでしまうことを内部被曝といいます。
特に内部被曝は、水で洗い流すこと(除染)ができません。必ず、そうならないように自己防衛してください。
一番簡単なのは、外へお出かけになる時に、花粉症対策の格好にすることです。
- 口鼻にマスクをする。マスクが無い場合は、濡れたハンカチ等で口鼻を押さえる。
- もしある場合は、花粉症用のゴーグル等をする。
その他も対策はありますが、現実的に簡単にできる2ポイントだけ紹介しました。
※現状では、内部被曝しても、健康に影響が出ない状況です。念のため。
テレビ・新聞等の報道、政府の記者会見だけではなく、ネットからも自ら情報を取得して現状把握に努めましょう。
ネットの情報は、大げさなもの、デマなどもありますが、マスコミや政府が敢えて発表しない有益な情報もあります。自らのリテラシーを鍛えるためにも、この際、自ら情報の取捨選択をしてみてください。
CS放送を受信できる方は、CNN・BBC(日本語同時通訳あり)をご覧になったり、英語を理解できる方は、海外のメディアやIAEA(国際原子力機関)のウェブサイトをご覧になるのも良いと思います。
追記
☆原子力安全・保安院(放射線量など1次情報がご覧になれます)
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